で、やっと本題。長くなったので手短に。結論から言うとジョシュのレッチリは序盤イマイチだったけど途中からはかなり良かった。よく考えればベテランとはいえ突然の大舞台、ジョシュも普通に緊張してたのかもしれない。セットリストはベスト+新曲という感じの構成。一曲目からBy the Wayで喜ぶも、ギターの音が細いしプレイにも思い切りの悪さが滲んでいた。Can't Stopもなんか納得いかない音のギターのまま序盤で散る。好きな曲だけに残念だったけど、後半段々良い雰囲気になってきて、Otherside、(新曲の)The Adventures Of Rain Dance Maggie、Throw Away Your Televisionなんかはかなり良かった。この辺りの曲では音の悪さも気にならず。特にThrow Away Your Televisionはあの変なエフェクトも含めて完コピしていた。全体に無茶するジョンが居ない分リズム隊ががっちりしていて、アンソニーも、今までのキャリアの中でもかなり安定して声が出てたし、かなり水準の高い演奏で非常に楽しかった。ジョンの不在を曲の良さと演奏のタイトさで押し通した、という印象。前述の通り酒が買えなかったので素面だったのだけど、素面であそこまで興奮させられるバンドはそうそうないと思う。振り返ってみて、サマソニは結局レッチリを観に行ったようなものだったな。注目だったジョシュのギターは、ジョンのスタイルを踏襲しつつも、もう少し手数が多くファンク系のニュアンスで、要所要所で空間系エフェクトを効果的に使う感じ。まだまだ薄味なので、バンドに馴染んでもっと頭角を現してくれるのを期待してる。まあジョンが再加入というのが正直なところ一番嬉しいけど。
The Morning Bendersは何のアナウンスも無くベーシストが欠席という意味の判らない状況だったのだけど、上記四バンドの中では一番良かった。ギターボーカルの人は自由人なんだなあという感じで、周りの空気とかバンドメンバーの戸惑いとかを全く意に介さず、好き勝手にMCをして大幅に原曲を無視した攻め攻めのノイズソロを弾いていてとてもグッときた。上手かったし、何より音楽的なのが良かった。もう一度良い音響下で、フルメンバーで観てみたいと思う。記念にTシャツを買った。
去年のフジロック以来、イタリアにひと月半出張してたり就職活動をしてたりで一年近く全くライブに足を運んでなかったのだけど、ようやく就職が決まってひっさびさに行ったのがこの人たちのライブ。一昨年前のアルバムが出た時に知って、特に『Everyone is Guilty』という曲がめちゃくちゃ気に入ったのだけど、その時のライブには都合が悪く行けず、知り合いの「いやもう笑っちゃうくらい良かったわー」という言葉にハンカチを噛んで口惜しがったのだけど、今回ようやく行く事が出来まして、いやー笑っちゃうぐらい良かったわー。
上の動画だとあまりそういう感じは無いと思うけど、かなりノイズがかった人たちで、アニコレみたいに押し押しのノイズインプロで攻めてくるんだろうな(場合によっては結構だるいだろうな)、と予想していたのだけど、そして実際にノイズが半分近くを占めるステージだったのだけど、押し付けがましくない洗練されたノイズで、物凄く曲の良さを引き立てていたのが印象的だった。曲自体も一音一音完璧に研ぎ澄まされていて、それほど好きでもない曲に一々感動した。大して期待してなかった割にあまりに良かったので正直超びっくりしました。音楽の凄さを改めて噛み締めた次第。今のところこの日の『Everyone is Guilty』が今年最高の瞬間。
Smith Westerns/Weekend
滅茶苦茶キャッチーなリフのゴキゲンな曲でこんなの誰だって好きになるに決まってるずるい、というのが最初に聴いた時の感想。アルバムにはビートルズのテイストもあって若いのに渋いなあと思った。あるいは若いからこそこうなるのかもしれない。
Ringo Deathstarr/So High
どこのマイブラだよって聴いた瞬間思った。PVのあからさまに狙った時代錯誤感も小狡い。Smith Westernsもそうだけど、音楽的には過去の物の焼き直しと言う側面がどうしても強くて、個人的にはもっと新しさを求めたいのだけど、それでも聴いてしまうのは曲の良さに何かしら突き抜けたところがあるからだと思う。